はじめに

はじめに

ドラム講師として、さまざまな生徒に対して個別にレッスンを行う日々です。個人レッスンもあればグループレッスンもあり、さまざまな人が通っていただいており….。講師の僕の方が、楽しませていただいています。

ところで最近、自分の指導法に対してある課題を感じるようになりました。各生徒に合わせたレッスンは、それぞれに成果がありながらも、どうしても限界があると感じています。このブログでは、私自身の試行錯誤や考えを共有し、講師同士の意見交換や情報共有を通じて、少しでも指導方法をアップデートしていければという願いを込めています。

生徒一人ひとりに合わせたレッスンの限界

生徒に個別対応し、それぞれに合わせたレッスン内容を提供するのは、講師の重要な役割です。しかし、講師として様々な生徒をレッスンする経験をすればするほど、性格の違いや環境やクラスメートとの相性によって成果に違いが出てしまうことに、悩まされてきました。

単なる音楽技術の成長度合いをレッスンの成果を図る判断材料としては、差が出ることになってしまいます。さらに、講師と生徒の相性も影響し、場合によっては上達スピードに差が生まれることもあります。このような限界の中で、いかに生徒全員が満足できるレッスンを提供できるかを常に考えています。

幸せな学びの場を増やすために

私が目指すのは、すべての生徒がドラムを通して幸せな学びを経験できる環境です。ドラムを楽しみ、技術を身につけ、自己成長を感じることが、生徒にとっての喜びであると同時に、講師にとってもやりがいです。そのために、講師個人の工夫に頼るだけでなく、指導方法や学習の進め方を、ある程度の「仕組み」によってサポートする可能性も考えています。

また、表面的な音楽技術の成長や達成によるレッスンの振り返りからどのように離れていくのか、その考え方の刷新も必要とされていると感じます。

ビジネス業界から学ぶ仕組み化の発想

ビジネス業界では、効率的な運営や成果を出すために「仕組み化」が進められています。レッスンにおいても、指導内容の標準化や生徒が自己学習できる方法の整備を行うことで、講師だけに頼らずとも上達できる環境を整える可能性があります。

会社組織では、特別なスキルがなくても、さまざまな達成目標を複数人で作り上げることに強みがあります。この構造を取り入れることで、もっと多くの方が楽しく、充実した音楽生活を送れるのではないでしょうか。

日々アップデートすること

このブログで述べている内容は、現段階の考えであり、決して結論ではありません。日々のレッスンの中で新しい気づきや改善点が見つかるたびに、指導方法をアップデートしていく予定です。

特に学校現場などでは、学力だけでない生きる力の向上を狙った教育は古くから行われてきたことかと思いますし、私のレッスン現場でも先輩にあたる講師の方々は、すでにこういった指導の方向性を極めていらっしゃる方が多数です。ここでは私は誰かにこういった考えを共有することで、他の方と交流できるようになることを望んでいます。変化し続ける状況に対応し、最善のレッスンを提供するために、今後も改良を続けていきたいと思います。

生徒さまが見ても面白いかも?

このブログは、生徒の皆さまや、その保護者の方が見ても面白いかもしれないと感じています。レッスンの背景や講師の考えを知ることで、指導の意図を理解しやすくなり、成長に向けた意識がさらに高まると思います。生徒との間で透明性のある関係を築くことが、良いレッスンに繋がると信じています。

レッスン講師界全体の発展に向けて

最終的に願うのは、レッスン講師界全体が豊富な情報を共有し、成長できる文化が形成されることです。音楽教育は、技術だけでなく人間性を豊かにするものでもあります。そのため、講師同士がより多くの知見を共有し、意見交換を通じて互いに成長できる場が必要です。ドラム指導がさらに豊かで効果的になるよう、私自身も試行錯誤を続け、このブログがその一助になればと願っています。

コメント

この記事へのコメントはありません。

最近の記事
おすすめ記事1
PAGE TOP